日峯神社

海洋散骨

日本では古来より、自然と人とのつながりを深く信じる自然信仰が息づいており、有史以前から、祖先の御霊は山や川、そして海といった自然へと還るものと考えられてきました。特に海は、命の源であり、御霊が安らかに帰るべき終着の地と見なされてきたのです。その後、6世紀ごろに仏教が伝来すると、火葬や埋葬といった葬送の方法に変化が生じ、儀礼や形式も時代の流れとともに多様に移り変わってきました。今日見られるような葬儀のかたちは、そうした長い歴史の積み重ねによって形成されたものです。
こうした中で、千年以上にわたりこの地を守り続けてきた日峯神社では、古来の自然観と現代の祈りのかたちとを結び直すように、御霊が海へと還るための祭祀として「海洋散骨」の儀を執り行っています。海原へと魂を送り出すこの儀式には、自然とともに在る命への敬意と、旅立つ人への深い祈りが込められているのです。

海洋散骨の流れ

清祓の儀
港にて神職が清祓(きよはらえ)の儀を執り行い、故人の御霊を清めます。
散骨の儀
お亡くなりになられた方のご遺骨に献花・献酒を添えて、お別れの言葉と共に海にお還し頂きます。故人は安らかに自然へ還り、やがて霊神となり子孫の行く末を見守る存在となります。
永代祭祀
散骨後も日峯神社では永代にわたり、御霊が安寧していただけるよう慰霊祭を執り行ないます。

海洋散骨プラン

委託散骨 70,000 円​
遺族に代わって神職が散骨を執り行います。
[散⾻場所]狩尾岬付近 (柏原漁港にて神事・出航/お⾒送りまで可能)
遺骨の洗骨/粉骨加工/献花/献酒/散骨証明書/永代祭祀 を含みます。

その他費用として

  • 1柱追加:70,000円
  • 遺⾻特殊洗浄費(30年以上経過の遺⾻):10,000円
  • 芳名刻字:60,000円
  • 年祭祀(命⽇):30,000円 ※要予約
  • 霊璽:60,000円 ※⼀代式霊璽

ご希望のプランを確認し、下記のお申し込みフォームもしくはお電話にてご来社希望日程をご連絡ください。

ご逝去後申込時に必要なもの

ご遺骨/埋葬許可書(*)/認印/散骨祭祀料

生前申込時に必要なもの(10月受付開始予定)

散骨祭祀料
申込者ご本人様がご逝去後、ご遺骨を持参される「補助者」の氏名・住所・連絡先を記入していただきます。補助者様の承諾の上、お手続きください。

お支払い方法

現金/銀行振込/クレジットカード決済 ※分割払い不可

(*)埋葬許可書が無いご遺骨は「故人氏名・逝去年月日」を記入した用紙に、墓地・霊園管理元の印を押した用紙が必要です。

ご遺骨のお預り後

[前日]最終案内​
出航の前日に当社から最終のご案内をします。
雨天の場合、前日に延期の決定をお知らせします。
[当日]散骨​
集合場所にお集まりください。船で海へ出て、散骨を執り行ないます。
出港〜帰港まで約40分程度です。
[後日]証明書送付​
散骨場所を記した証明書を後日、ご自宅にお送りします。

海洋散骨お問い合わせ

ご来社いただく日時・申込内容を下記フォームよりお知らせください。
お申込みには予約が必要です。お急ぎの場合はお電話にてお問合せください。

093-603-1775
午前9時より午後5時まで
※外祭(地鎮祭等)で不在の場合があります。ご了承ください。